先日、ついにシリーズ最終刊(最新刊?)の夢をかなえるゾウ3―ブラックガネーシャの教え―を読了しました~!
本作は人生の一発逆転を狙うアラサーOLが主人公。
夢をかなえるゾウ3読了? もうほんっとに何なん? 最後めっちゃ泣かすやん??? 意味もなく関西弁にしたくなるやん??? 最初はこの主人公嫌いだわあ…イライラする…3はハズレだなとか思ってたのに…結局シリーズ追うごとに心に残る話になってる? ガネーシャロスなう? pic.twitter.com/fodFiP5Vez
— あやひ.@雑記ブログ (@ayblgwork) 2018年4月26日
同性♀が主人公ということで、最初は同族嫌悪的にイライラさせられていたのですが、それでも諦めず最後には“夢”を掴んでいく姿に泣かされました…。
そこで今回は、夢をかなえるゾウ3の感想と人生で役に立つ教訓3つを紹介します!
Contents
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夢をかなえるゾウ3のあらすじ
270万部突破のベストセラーの待望の第三弾!
今回の主人公は夢に恋するOLさん。女性が抱く、仕事や恋の悩みにも容赦ないガネーシャ流成功法が冴えわたる! (本人談)。
言うとくけど、今回の教えはめっちゃスパイシーやで!
引用:ミズノオフィス公式サイトの作品詳細より
主人公は“売れ残り”アラサー女性。
冒頭初っ端から当たると評判の占い師に“幸せになる方法”を尋ね、24万円の象の置物(偽物商品)を購入します。
とにかく“幸せになりたい”“夢をかなえたい”と切に願う女性…しかし、主人公は年齢とともに女としての魅力が下がりはじめていると感じているんです。
だって、私は今、下りのエスカレーターに乗っているようなものだから。体力も、魅力も、とりわけ肌のツヤとハリはどんどんダメな方に向かって流されている。ここから一歩一歩階段を登ろうとしても、階段そのものがどんどん下の方に流れてるから、どれだけ頑張ったところで現状維持がやっと。(p12)
だからこそ、一発逆転を狙うしかない!
…とはいうものの、すでにお気づきの方も多いと思いますが、
THE 他力本願
な女性なんです。
えぇ、そりゃもう読んでて痛々しい、ドン引きレベルの徹底した他力本願ぶり。
しかし、ガネーシャの教えを通して少しずつ成長していく主人公。
結末にはものすごい感動が待っていました…。
物事をマスターするのに一番大事なんは『本音の欲求』や。何のためにそれをするのか、そのことがはっきりしとらんとどんな分野もマスターできへん。せやから自分の欲求が見つかってへんときは、まずそれを見つけなあかん。(p87)
とくにキャリアや夢、恋愛など…追いかけているものがある女性に読んでほしい1冊です!
夢をかなえるゾウ3で学んだ教訓3つ
個人的に響いたガネーシャの教え3つを紹介します。
1:仕事選びの秘訣は『お客さん』になること
シリーズを通してガネーシャが言い続けている「仕事は誰かを喜ばせるもの」ということ。
成功者やお金持ちは自分のためでなく、誰か(お客さん)を喜ばせるのが上手な人なんです。
だからこそ、自分が仕事を選ぶときは、まずはじめに『お客さん』になってみようという教え。
仕事を選ぶとき一番大事にせなあかんのは、これまでの人生で自分が何に感動したかちゅうことや。そんで自分が受けた感動を、今度は人に伝えたい、伝える側に回りたい、そう思うたとき人は自然な形で仕事ができるんやで。せやから最初は『お客さん』なんや。お客さんとして感動したことを仕事にして、自分と同じようなお客さん一杯作んねん(p205)
ただ何となくだったり、疑問を持ったりしながら仕事をしている人は多いと思います。
実は「商品売ってるけど、自分だったらこんなん買わない」と思いながら何かをお客さんに勧めている人もいるかもしれません。
だったら自分が客として喜べる仕事に転職しろ!ってむちゃくちゃな話ではなくて、どういう売り方をしたら、どういうプレゼンをしたら、どういうサービスをしたらお客さんに喜んでもらえるか考えるのもひとつの方法です。
また、自分がお客さんとして感動するポイントも紹介しています。
ただな、人生で感動するには、いつも心を開いとかなあかんねん。心が閉じてると何に対しても『どうせつまらない』『くだらない』てなってまうからな。せやから自分は、まず、目の前の仕事に心開いてみい。もし自分が今の会社のお客さんやったら感動できるとこを見つけるんや(p206)
アンテナを張る、という言葉があるように、周囲に目を向ける(心を開いた状態にしておく)のが大切なんです。
2:逃げ習慣は小さな勇気で克服
「やらない言い訳をつくるのがうまい」人っていませんか?
また、「~しようと思う」「~やろうって考えているんだよね」っていう割に、いつまでたっても実行しない人。
ガネーシャは、「資格試験を受けるというわりに、『よく調べてから』云々と理由をつけてなかなか実行しない人」をたとえに逃げる習慣の危険性を言っています。
もし本音では、ただ資格試験に落ちるのが怖いだけやのに、その怖さから逃げるために『筋の通った話』を作ってたとしたら、それ一番危ないことやで。そうやって逃げたい気持ちを正当化する癖ついてまうと、その人は絶対に成功できへん。成功するために本当にやらなあかんことも、言い訳つけて逃げる習慣ができてしまうからな。そんな風になるくらいなら、『資格試験に落ちるのが怖いから受けない』て正直に言える方がまだましやで(p234)
本作で主人公は確かにやりづらい、恥ずかしくて人目を気にしてしまうような課題をガネーシャから出されるのですが、ことあるごとに上手な言い訳を作って逃げようとしてたんですよね。
どうにか、やらない理由を考えようとする主人公に対して、ガネーシャは「普通の人が不安で避けてしまうところを前に進む、小さな勇気が大切」と諭します。
小さな勇気さえあれば、色んな経験ができる。そうすれば何が正しくて何が間違うているか、理屈やのうて『身をもって』知ることができるんや。それを繰り返していけば、最後は必ず正しい道を選ぶことができるようになんねんで(p235)
やらない理由を見つけて逃げ習慣を作るのではなく、とにかく小さく前に進む。
それは人間関係や仕事でも同じで、避けたいところをあえて突き進んでみるのが大事…という教えでした。
3:我慢する努力は挫折する
せっかく新しいチャレンジをはじめても、挫折してしまう人っていますよね。
ちゃんとした目標があったはずなのに、諦めてしまう原因には「我慢」があるのかもしれません。
自分らは努力を始めるとき、『我慢』から入るやろ。痩せるためには食べたい気持ちを我慢せなあかんとか、勉強するときには、遊びに行きたいのを我慢せなあかんとか……でもな、自分の行動をコントロールするために必要なんは、楽しいことを我慢するんやのうて『もっと楽しいことを想像すること』やねん(p358)
目標を達成するのに大切なのは、「ストーリー」なんです。
目の前の何かを我慢することに意識を向けるのではなく、達成した時の未来を想像してモチベーションを上げるやり方が正しいんですね。
チャレンジが失敗してしまうのは意思の弱さではなくて、ゴールへのイメージが十分ではなかったということ。
何のためのチャレンジなのか、じぶんの『本音の欲求』に向き合っていこうという教えでした。
【まとめ】“嫌い”を切り捨てず心を開くことが大切
今回は、『夢をかなえるゾウ3』の感想と教えを紹介しました。
本作を読み終えた後、すごい感動したのとは別に、反省したい気持ちがありました。
夢をかなえるゾウシリーズを通して、ガネーシャは成功する秘訣を教えてくれます。
前作でも「なるほど~」「理解した!」と思っていたことに、「あえて苦手・嫌いを避けない」というのがありました。
避けたいことを、避けずに進む『小さな勇気』が人を成功させるヒントです。
それを前作までに一度読んでいたはずなのに、私は「この主人公イライラする」「めっちゃ嫌い」と思って切り捨てていました。
なんだったら正直、主人公が夢をかなえる結末を読みたくないな…と思うほど。
ガネーシャもめっちゃ主人公を“残飯”とかけちょんけちょんに言っていたのですが、ちゃんと一緒に過ごしているなかで主人公の素敵な部分にたくさん気づいていたんです。
たぶん、私のように切り捨てていたら(そんなん当たり前じゃん…)って気づけないようなことで、これが「心を開く」ということなんだと思います。
あえて苦手や嫌いなものばかりある道を進む必要はないですが、楽しくてラクな道を進み続けるのも違うのかなって。
嫌いなことからだって学べることはあるし、実は好きになれる部分を見つけられる人こそ、成功できるのかもしれません。
これからは「嫌い!」と思っても、「いやいやこの人には何かある…!」という視点をもって接していきます。
夢をかなえるゾウ1&2の感想記事はこちら♪
https://ayblg.work/entry/post-675/
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