出典:allcinema
Huluで配信中の映画『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』を観賞しました。
高校時代の冴えない女友達の結婚にショックを隠しきれない独身女性3人組が主人公の物語で、ドタバタコメディです。
あの子が結婚するなんて!というサブタイトルのような心の叫びを、胸に秘めたことのある女性は意外と多いのではないでしょうか。
女子が一番許せないのは、友だちが先に幸せになること。
友人の結婚を祝福したいけど、心から喜べない…という経験がある独身女性にオススメの作品です。
心からスカッとするような内容ではありませんが、複雑な心境を「これで良いんだ」と腑に落とせるんじゃないかな、と。
そこで今回は、ネタバレなしで『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』の感想を紹介します!
[ad]
バチェロレッテのあらすじ
オフ・ブロードウェイで人気を誇った舞台劇を、演出を務めたレスリー・ヘッドランド自らがメガホンを取って映画化したガールズ・ドラマ。さえなかった高校時代の友人が結婚すると知り、ショックと焦りを隠し切れない独身女子3人組が結婚式の行われるニューヨークで大騒動を繰り広げる。
引用:Yahoo!映画より
結婚前夜にドタバタを繰り広げる独身女性3人組が主人公の本作。巻き起こったトラブルを回避して、無事結婚式を迎えるというストーリー展開は、さながら女版『ハング・オーバー』という感じ。
友人の結婚とはいえ、主人公3人的には結婚するベッキーを女的に下に見ていて、まさか結婚するとはね…という嫉妬やら白けた気持ちが冒頭から透け透け。
男の人からしたら、こんなクズな映画なにが面白いんだ!と怒りの声が聞こえてきそうですが、女性からしたら痛いほどよくわかる感情も多いと思いました。
ついおふざけが過ぎて、前夜にベッキーの結婚ドレスを破ってしまった3人。
なんとか式までにドレスを修復しようと夜のニューヨークで大騒動を巻き起こします。
気軽に見られる下品なガールズドラマ
出典:allcinema
バチェロレッテの感想を一言でいうと、下品なガールズドラマ。
気軽に見られる映画な一方で、めっちゃくちゃ品がない。
とりあえず下品なワードは飛び交うわ、ドラッグやり過ぎだわ、そりゃ結婚できませんわな…という感じ。
正直、結婚先に越されて悔しいと思っているのはレーガン(キルステン・ダンスト)で、ほかの2人は「ブダ顔」がイケメンと結婚するのか面白くない…。
そういう言い方をすると「え、友達なんじゃないの?」って思う人も多いかもしれませんが、それこそ顔で選んで友達してるわけじゃないのがリアルに感じました。
普段は仲良くつるんでいても、自分のほうがイケてると思っている相手に先越されたら、面白くないですよね。
とにかく友達だけど、彼女が掴んだイケメンとの結婚が面白くない。
けどさすがにおふざけが過ぎてしまい、必死にドレスを式までに間に合わそうとするバチェロレッテたちの物語は寄り道も多く女性らしさ満載です。
感情醜すぎない?嫉妬まみれの主人公たちに共感できる?
女性のリアルが満載とはいえ、主人公たちのキャラクターが結構ヒドイ…(笑)
ドラッグや発言、行動…どれをとっても褒められたものじゃありません。
それこそベッキー(レベル・ウィルソン)に対する友情が感じられないというネタバレ感想も多く、とにかく結婚する彼女に対する扱いが不快という意見もあります。
たしかにキャストのビジュアル的にも、ベッキーと主人公3人の間のギャップがすごいんですよね。
3人がとても美人なので、ベッキーが引き立て役とか付き人だったんじゃないか的な。
とはいえ、それこそ本作は高校時代など過去の回想があるわけでもなく、友情なんて傍からわかるわけではないし、面白くないって状況の彼女たちの態度から=友情ゼロにはならないんじゃないかなと。
どんな学園生活を送って、どんな人間関係を築いてきたかで考え方は人それぞれだと思いますが、良くも悪くも女友達ってこんな感じで。
最高な時は最高だし、最低な時は最低なんじゃないでしょうか。
バチェロレッテは最低だけど最高!女の友情ってこんなもん
出典:allcinema
今回は『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』の映画感想を紹介しました。
学生時代、女特有の学園カーストを味わったことのある人なら、わかる感情も多い映画だと思います。
いい時はいいし、悪い時はとことん。
女友達ってそんなもんで、祝いたいけど心がどす暗いって自己嫌悪も大人になったらよくある話なんでしょう。
それを心から笑い飛ばせる映画というわけではないんですが、とことん下品でゲスな世界観に浸って、そんなもんと開き直るのにオススメな作品でした。
今回はネタバレ一切していませんが、最後の涙、乾杯に心がホロリとできるはずです。