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『幸運は、必ず朝に訪れる。』感想―「朝の過ごし方」で人生が変わる

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どうも!あやひ.です。
枡野俊明さん著作の『幸運は、必ず朝に訪れる。』を読了しました。

この本は禅をベースに書かれており、「人生を充実させる朝の過ごし方」を紹介しています。

私事ですが、実は日経WOMAN8月号の「朝活」の特集が面白くて、「朝の過ごし方にまつわる面白い本はないだろうか?」と思ったのが、本書をとったきっかけです。

すでに朝活をはじめてみて、理屈でなく「なんだが気持ちがいい」と感じていた矢先だったので、『幸運は、必ず朝に訪れる。』の内容がとてもすんなり心に沁みました。

そこで今回は『幸運は、必ず朝に訪れる。』の内容や、即実践できそうな行動を紹介します。


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朝に“充実感”が人生の“充実感”に

『幸運は、必ず朝に訪れる。』では、朝の過ごし方が人生の充実感を決めると言っています。

さっそくですが、曹洞宗の開祖である道元禅師は『典座教訓(てんぞきょうくん)』という書物の一節で『大海ももとは一滴の水、大山もはじめはひとつまみの土から始まっていて、それが集まり、積み重なることで、雄大な姿になっている。』という意味の言葉を残しています。

これはつまり、『一滴の水、ひとつまみの土である「1日」を大切にしなさい』ということ。

小さなことを怠ることなく、丁寧に取り扱っていくことこそ、大切なことなのである、というのが禅師のおっしゃりたかったことなのでしょう。(p40)

しかし、人によっては「毎日が代わり映えなく、退屈」に感じているのではないでしょうか。分かってはいるけど、1日1日を大切に丁寧に生きるのは難しそうだ、と。

しかし、禅の世界では「1日たりとも同じ日はない」という考え方があります。
日々移ろいゆくという意味の『諸行無常』という言葉を聞いたことありませんか?

どの一日も他の日とはまったく違っています。その日だけの光が射し、風が吹き、雲が流れ、あるいは、雨や雪が降るのです。そして、その日を感じられるのは、人生でたった1度きりなのです。(p124)

1日の充実なくして、人生の充実なし。
そして1日を充実させるために大切なのが「朝」にほかならないと言うのです。

「その日がどんな一日になるかは、朝で決まる」

「即実践」が、禅の本道

『幸運は、必ず朝に訪れる。』で特に口酸っぱく語られたことが「即実践する」ということ。

なにかひとつでもいいですから、自分の生活に取り入れやすいと感じたものを、まずは実践してみてください。

とにかく、一歩を踏み出すことが大豆なのです。踏み出すことで弾みがつきます。(p221)

そこで個人的に本書で誰もが「即実践」できそうな項目をピックアップしました!
「夜の過ごし方」「朝の過ごし方」ふたつに分けてチェックしてみましょう。

即実践したい「夜」の過ごし方

素敵な朝を迎えるためには、前日の夜をどう過ごすかも大切です。

  • 夜10時以降はスマホを触らない
  • 夜寝る前に翌日の準備をしておく
  • 夜に考え事をしない

四六時中スマホを触ってしまう現代人は多いもの。
スマホが気になってゆっくり休息ができていない…という人は多いのではないでしょうか。

SNSで誰かと繋がっていないと不安…という人は考えを改める必要があります。
なぜなら、本当の安心は自分と向き合うことでしか得られないというのが禅の考え方であり、夜は静かに自分と向き合う時間にしましょう、という内容でした。

「備えあれば憂いなし」という言葉がある通り、朝バタバタしないためにもできることは夜のうちにやっておくことが大切です。

また、夜の時間帯に悩み過ぎて、不安にとらわれたことのある経験ありませんか?

どうにもできないことならば「放っておく」というのが禅の考え方。

不安というのは心が勝手に作りだした実体のないもので、根拠はどこにもなく、そもそも苛まれる必要はないものなんです。
「○○かもしれない…」という不安も、まだ起きていない未来のことで、それがどんな結果になるかなんてわからないし、現時点でどうすることもできません。

特に夜は不安が広がりやすい時間帯。考え事にふけるのではなく、心地よく過ごすことに意識を向けてみてください。

即実践したい「朝」の過ごし方

夜の過ごし方よりも、朝の過ごし方はもっと具体的です。

  • 朝10分掃除をする、玄関をキレイにしておく
  • 朝食を摂る、食器を片付けるまでが「食事」
  • 朝ラジオ体操などで身体を動かす
  • 座禅・瞑想を10分する
  • 朝はTVをつけないで過ごす、ながら作業をしない
  • 休日もいつも通り起きる(遅くてもプラス1時間まで)

本書で紹介されていた過ごし方すべてではないですが、個人的に「自分が明日からでも出来そうだ」と思った項目です。

朝なんとなくTVをつけて、芸能エンタメニュースを見「ながら」お化粧をして、気づいたらあっという間に時間が過ぎて、バタバタ家を出る…という朝を私は送っています。

朝食はなるべく食べるようにしているのですが、食器を帰宅してから洗うことも多く「すぐ片づける(溜め込まない)」という言葉が特にグサっときました…。

また、私が愛読しているメンタリストDaiGoさんの本でも朝の散歩や運動、瞑想が科学的に生産性を高めると推奨されているので、朝の取り組みとしてやはり「即実践したい」リストです!

明日と言わず今晩から「即実践」

今回は枡野俊明さんの『幸運は、必ず朝に訪れる。』を紹介しました。

禅をベースに朝の過ごし方を提案する本書の読後感は、ひとことで「爽やか」。
ゆっくり語りかけられているような文体は、心がほっと和むようでした。

「禅」は実践こそがすべて。という通り、明日と言わず今晩から過ごし方を意識してみます。

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