
「もうコンビニのおでんが食べられないかも…」
寒い季節目前、毎年の楽しみに不安の影を落とすぐらい、もう感動レベルでおいしいおでん屋さんを見つけてしまいました!!!
そのおでん屋さんとは、大阪道頓堀に本店をかまえる「たこ梅」さん。
なんでも弘化元年(1844年)から、170年以上続く日本一古いといわれているおでん屋さんです。
[toc]
[ad]
行列覚悟!大阪で老舗のおでん(関東煮)屋さん「たこ梅」

先日の大阪旅行で彼氏にプッシュされて夕飯を食べに訪れたのですが、17時の開店からほぼ満席の盛況ぶり。

おでんの鍋をコの字で囲むようなカウンター席がメインなのですが、一組出ていったらすぐにまた他のお客さんが入ってくるじゃありませんか。
実際に多くのお客さんがやってくるので、お店は2時間制をとっていました。
さてさっそく「おでん」こと「関東煮(かんとだき)」をいただこうと思うのです…が!
関西なのに関東??WHY??となったのであとからGoogle先生に質問。理由は関東から伝わったとか、関東人が広めたからとか諸説あるらしいです。
むしろそもそも関東ではおでん、関西では関東煮といわれていたものが、全国的におでんというネーミングが広まったのだとか。
大根で昇天…たこ梅のおいしさの秘密「さえずり」も実食!

話がそれましたが、さっそくおでんもとい関東煮を実食!
まずはベーシックに大根、たまご、そしてたこ梅の名物、さえずり!
一口目は大根だったのですが、あまーーーーーーーーい!
しっかり沁みた甘口のおだし、大根は固すぎず、柔らかすぎず、やさしい舌触り。
わたし自身、西というか南の出身なので、そもそも甘めの味付けが好みというのもありますが、ああっ、ちがう…、都会のコンビニで買うおでんとは違い過ぎるっ!
冬場のおでん大好きでコンビニで買ってはおいしいおいしいと食べてたんですが、…それにしてもっ!
そもそも老舗の味とコンビニのおでんを比べるのが失礼な話かもしれませんが、………もう別の料理かと思うくらい美味なんです…。
そして串にささっているのが、たこ梅名物「さえずり」。
さえずりは鯨の舌で、たこ梅独特の関東煮の深い味わいをだすのにも一役買っている逸品だそう。
鯨ってあまり食べたことがないんですが、クセもなくおいしい!冬だったら熱燗がぐびっと進んじゃうんだろうな…。
一串なんと900円するぶっとび価格なのですが、やはりたこ梅にきたなら頼んでおきたい1品だと思います、他じゃこの味は食べられないだろうし!
わずか1ヶ月程度しか味わえない珍味も!

そしてお次に紹介するのが、たこの子の甘露煮。
真蛸の真子卵を職人の技で仕上げた甘露煮です。
このお品、毎年7月中旬から1ヶ月程度しか提供できない珍味なんだそうで、ねっとりとした食感と卵の歯ごたえ、そして濃厚な味わいは冬の熱燗にぴったりなのに…!残念ながら、今しか楽しめない貴重な逸品なんです。

同じく夏場限定の子持ち烏賊もいただきました。
そして同じ皿にのっているのが、ワカメ!おでんでワカメ!珍しくないですか??
というか、ワカメめっちゃくちゃおいしい。
今後おでんを作ることがあれば、迷わず入れます、というか、旅行終わってからあのおいしさ忘れられず市販のおでん買ってきてわかめ突っ込みました、それくらい甘めのお出汁に合うんです。
過去の文士たちも愛したであろうたこ梅もうひとつの名物

そしてこちらがさえずりとならんで、たこ梅の名物「たこ甘露煮」。
真蛸を伝統の出汁でたきあげた逸品です。
創業当初からなのでじつに170年以上、多くの人をトリコにしてきたであろう甘露煮!!
なんでもこのお店は数多くの文士にも愛されていて、実際に作品の中にも登場するくらい溺愛されていたのだそう。
見た目はお祭りの屋台で子どもが欲しがりそうな可愛げがあるけど、味は飲んべえのためにあるような美味しさです。甘さだけじゃない旨み、そしてたこの歯ごたえ。
あ、いま、しあわせだな
って、もぐもぐしながら本気で思いました。



この他にもおでんの湯葉やマグロのつくね、一品料理であじの南蛮などをたいらげ、ほろ酔い気分で「たこ梅」飲み終了です!

先日の蕎麦屋飲みに続き、おでん屋飲みありだな!!!って思う最高のお店でした。
関東住みでなかなか大阪には行けないけど、また旅行の際には必ずや立ち寄りたいと思います。
本店は奥にテーブルもあって予約可とのことだったので、大阪でおいしいお店を探していたら、ぜひチェックしてみてください♪
店舗情報
たこ梅(たこうめ)
本店住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1-1-8
営業時間:
[月~金]17:00~22:50(LO22:30)
[土日祝]15:00~22:50(LO22:30)
食べログはこちら
公式サイトはこちら
https://ayblg.work/entry/post-3294/
https://ayblg.work/entry/post-3491/