メンタリストDaiGoの3月新刊「運は操れる」読了しました。
発売日前から「面白そうなテーマだな」と思って、書店に並ぶの待ってたんですよね。
「運は操れる」っていうタイトルもそうですが、
仕事、お金、対人、恋愛が思いのまま!
帯のコピーがめちちゃくちゃ…うさんくさい…(笑)
とはいえ、あいかわらずDaiGoさんの本は読みやすくて、わかりやすかったです。
今回は、メンタリストDaiGo著「運は操れる」を読んで学んだポイントを紹介します。
運が悪い・運をよくしたい、と感じているひとは、ぜひ「だまされた」と思って一度読んでみてください!(本を…笑)
Contents
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「運は操れる」あらすじ
断言しましょう。運は、操ることができます。
もし、あなたがスピリチュアル的な開運方法を知りたいと
願っているのなら、
この本には正反対のことばかりが書かれているので、
刺激が強すぎるかもしれません。運は操ることができ、その力はトレーニングによって
誰もが伸ばしていくことができます。本書では、私の実体験も踏まえつつ、
運を科学的に操る力を紹介していきます。
引用:マキノ出版「運は操れる」詳細より
「運は操れる」はスピリチュアル的な話ではなく、科学的に「運を操る」メソッドを紹介しています。
読み手にとって問題というか、重要なポイントは、「運」をどう定義するかなんですよね。
運の解釈は難しいのですが、「宝くじで億万長者になるのが運」と考えているひとにとっては、なんだか「はぐらかされた!」と感じる内容かもしれません。
本書を読み進める視点としては、「運がいい=幸福度が高い」と考えてみるのがおすすめです。
これはあくまで私自身の解釈ですが、「毎日運が悪いなあ…自分…」って考えて生きるよりも、「今日もツイてる~!」ってテンション高く生活できたら幸せじゃないですか?
「運は操れる」では、毎日を自己肯定感高く過ごせて、多くのチャンスに気づけるようになる方法が書かれています。
最終的に、
と思えるようになる1冊です!
「運は操れる」感想ポイント3つ
それでは、「運は操れる」を読んで「なるほど!」と納得したポイントを3つ紹介します。
核心部分にも触れているので、ネタバレしたくないひとは注意してください。
そもそも「運」に個人差はない
そもそも、人が手にする「幸運の総量」に個人差はないらしいです。
これまで「運」に関する研究をおこなってきた心理学者リチャード・ワイズマンの実験例を挙げて解説しているのですが、「目の前にある幸せやチャンスに気づけるかどうか」が「運を操る」に関係しています。
運は不平等なものと思われがちですが、大きな果実を手にした人、落とし穴に落ちた人の間に訪れていたチャンスの数は同じで、気づいて行動に移せたか、移せなかったかの違いだけが結果を左右しているのです。(p170)
つまり、スピリチュアル的に運を舞い込ませる・開運するといった発想はナンセンスで、運はもともと平等というわけです。
運がいい人と宝くじの当選確率は関係ない
また、興味深かったのが「宝くじに当たるの運ではなく、確率に過ぎない」という話。
リチャード・ワイズマンの実験で、「運がいい」「運が悪い」と思っている人たちそれぞれに宝くじを購入してもらった結果、特に差は出なかったみたいなんです。
もちろん、「運がいい」「運が悪い」というのは主観なので、「宝くじに当たったから運がいいになるんじゃ?」という考えもありますが、宝くじの当選は確率論であって、その人の運に関わらないって話なんです。
むしろ、宝くじ高額当選者が数年後に借金を背負っているケースは結構あって、じつは確率に当たる=運がいい・幸せになるとは限らない、ということ。
つまり、宝くじに当たるのは運・幸せのはじまりではない、というわけです。
運が悪い人=不安が強い人
じゃあ、
って話じゃないですか。
運の総量は変わらないのに、人によって感じ方が変わるのはへんなはなしですよね?
これもしっかり、心理学の研究であきらかになっているんですよ。
心理学の研究では、運が悪いことが起こる人たちの共通点として、人よりも不安を感じやすい点が挙げられています。
不安だから、注意力が散漫になって失敗が多くなり、ネガティブな出来事をより強く記憶する傾向が生まれ、そうした経験が積み重なって「自分は運が悪い」と認識するようになるのです。(p87)
つまり、不安を感じやすい人は「運が悪くなりやすい」わけです。
気持ちの問題じゃん! ってなりますが、逆に運がよい人は「チャンスに気づける人」
不安が強いひとは、どうしても周囲に意識を向ける余裕がなくなってしまうので、なかなか運が好転しづらい…わけです。
不安は無視しても、意識しすぎても不運を呼び寄せます。
運を操る力を身につけたいのなら、まずは不安と向き合い、対処する方歩を学ぶ必要があるのです。(p68)
運を操る=セルフコントロール
さあ、運について理解を深めたところで、「運を操る」実践編です。
「もし、○○なら幸せなのに」「○○みたいになれたら幸せだろう」というような、環境が変わりさえすればうまくという発想は、現実逃避でしかありません。
「災い転じて福となす」ということわざがあるように、大事なのは自分で自分自身の人生をコントロールできているかどうかです。(p46)
すでに、なんとなく「運を操るということはつまり、不安に強くなることなんだな」って感じるひとが多いと思います。
ここで、「運は操れる」の目次をみてみましょう。
第1章 運にまつわる5つの知られざる真実
第2章 運を操る3つの科学的な方法
第3章 不安に強くなる5つのテクニック
第4章 試行回数を増やす7つのテクニック
第5章 気づく力を鍛える5つのテクニック
第6章 運の操り方 実践編
もう、おわかりいただけたでしょうか?
科学的に運を操るために「不安に強くなる」「試行回数(チャレンジ回数)を増やす」「気づく力を鍛える」心理・科学的テクニックが17つ紹介されているんです。
テクニックとはいえ、難しいものではなく、「1日20分程度運動をする」とか「気持ちを書きだしてみる」とか「瞑想・呼吸法」とか
想像してみてください。
毎日「ちっ…ツイてねーな」って過ごすよりも、「運がいい」と感じながら自信満々に過ごせるほうが、絶対よくないですか?
私自身、どちらかといえばネガティブなので、少しでも前向きに過ごせるように「運を操るテクニック」をこれから実践していこうと思います!
「運は操れる」感想まとめ
今回は、メンタリストDaiGoさんの「運は操れる」を紹介しました。
ざっくり「運は操れる」をまとめると、宝くじを当てられるようにはならないけど、毎日ポジティブに生活することで、これまで見逃してきたチャンスに気づけるようになるし、結果幸せになれるよ、という内容です。
ここまで説明してみて、やっぱり「タイトル」によって意見が分かれる内容だと思います。
「運は操れる」ってタイトルつけて、自己啓発本じゃねーか!
って人がいれば、
なるほど! 運=幸福度の高さと考えて過ごせばいいのね
って納得できる人もいると思います。
もしも、これまでにDaiGoさんの本を読んだことがないって人であれば、先に「ポジティブ・チェンジ」や「超集中力」を読んでみてください。
それくらい「運は操れる」は意見がわかれそうな内容だったのですが、個人的には「さすがDaiGo!」という期待を裏切らない1冊でした。
メンタリストDaiGoさんの他書籍について書いた記事はこちら↓
https://ayblg.work/entry/post-1031/
https://ayblg.work/entry/2017-10-20-200000/
https://ayblg.work/entry/2017-11-09-205620/