今さらですが、染谷昌利さんの「ブログ飯」を読了しました!
結構前の本だし、情報も古いんじゃ…? と思ったのですが、今読んでも十分学べることが多かったです。
いまだにブロガー界隈でバイブル的な本ですが、今回は「ブログ飯」はなぜ人気なのか?を感想とともに紹介します。
ブログをやっている方で「ブログ飯」を読もうかどうか悩んでいるひとは、ぜひチェックしてみてください。
「ブログ飯」ってどんな本?
いまさら、ブログ飯読了。なんとなく、ウェイ系な読み物と思ってて手が伸びなかったんだけど、多くのブロガーさんがオススメする理由が分かった? ブログもだけど、フリーランスで生きたいって人には一読の価値ありそう?☺? pic.twitter.com/UJCqZeeEzy
— あやひ.@雑記ブログ (@ayblgwork) 2018年3月28日
概要(あらすじ)は、つぎのとおりです。
無理しない稼ぎ方の大原則。専門知識がなくても、有名じゃなくても、妻一人子一人(+ネコ一匹)を養える!
テクニックありきではない人気ブログの作り方を解説したSNS時代の新しい生き方本。 自分の好きなこと(個性)をネットで収入に変える方法を、根本となる考え方や具体的な収益方法を交えて解説しています。著者は人気ブログ「Xperia非公式マニュアル」を運営し、Google AdSenseの成功事例としても取り上げられたプロブロガー。ネットで集客して収益に結びつけるまでの道のりを体系的に学べる一冊です
引用:インプレスブックス「ブログ飯」詳細ページより
いわゆるブログで飯を食べていくためのノウハウ本です。
ブログ飯って、お笑い芸人の「笑い飯」をヒントに生み出された言葉だったんですね。
「ブログ飯」でわかるのは、テクニックというよりは精神論。
「ブログで飯を食うのに、大切なことはなにか?」が中心に書かれています。
じつは今まで単なる偏見で、この手のブログ本は避けていたんですよね…(ステマとか、使ってない商品をオススメしまくる、とか)
しかし実際に読んでみると、アフィリエイトでガツガツ稼ぐ! というよりは、好きなことを発信して収益化をはかる、という内容だったので、意外と好感が持てました。
稼ぐのに手段を選ばないのではなく、あくまでフリーランスの醍醐味を活かしつつ収益化するといった内容です。
「ブログ飯」で印象に残ったポイント6つ
それでは、「ブログ飯めっちゃいい本やん!」と思ったポイントを5つ紹介します。
※「ブログ飯」は本文の転載を禁止しているので、引用は控えています。
目的とテーマを決めて書く
ブログをはじめるうえで「なぜ書くのか(目的)」「なにを書くのか(テーマ)」をはっきりさせるのは、「当たり前のこと」ですよね。
とはいえ、意外と目的やテーマがぼやっとしている人は多いんじゃないでしょうか。
たとえ雑記ブログでも、本当にあれもこれも自分勝手に書いてしまうのは違うのかなあ、と。
テーマやブログの方向性がブレブレだと、誰にも刺さらないブログになってしまいます。
目的が「お金」であっても、テーマがはっきりしないブログは収益にもつながりません。
ブログ飯ではテーマの設定方法を最低30記事は書けるものという、ひとつの目安を示しています。
最初からテーマを決めるのは難しいですが、ある程度のカテゴリを決めておくのが大切なんですね。
ブログ飯後半にあるマネタイズの話にもつながってきますが、「書きたいことが色々ある!」というひとは、それだけ持てるブログの数が増えるので、ある意味うらやましいことです。
また、ひとつのカテゴリ(ex.オネエ)だけでなく、複数のカテゴリ(ex.オネエ+映画評論家)に属することでファンを掴みやすくなるという考え方は勉強になりました!
SEOは気にしない
SEOは「検索エンジン最適化」のことで、記事を検索上位に表示させるための対策方法です。
ブロガー初心者のなかには、SEO何それ?という方も多いかもしれませんが、それでいいと思います。
いずれは覚えたほうがいい内容ですが、ブロガーにとって文章でSEOを意識するのは、かえって逆効果です。
私は仕事の関係でSEO記事(メディアコンテンツ)を作成しているので、ブログを書くにもSEOを意識しまくっていました。
しかし、SEOを意識すると文章が不自然になりやすいんですよね…
メディアコンテンツは客観性が求められるので、かたい文章で問題ないのですが、ブログでそれをやってしまうと全く面白味や個性が出せません。
そんなジレンマを抱えていた私にとって、ブログ飯の「SEOは気にするな」の部分はとても心が軽くなる内容でした。
「ブログは、もっと自由に書いていいんだ!」
「そのほうが魅力的になるんだ!」
ブログ飯をするにはSEOをまったくスルーするわけにはいきませんが、そもそもSEO記事とブログは別物ということです。
毎日を平凡に過ごさない
ブロガーに限ったことではないですが、人にとって「体験」は貴重です。
普段からフットワークを軽くするのはもちろん、「関係ない」「面倒くさい」と感じる場所でも飛び込んでみるのが大切という内容でした。
なんやかんか人は慣れた場所の居心地がよくて、変化をしたがりません。
「あえて」やってみることを日常に増やすと、新しい発見や出会いがあったり、ブロガーとしての深みにつながります。
文章は友達を思い浮かべながら書く
「文章は友達を思い浮かべながら書く」は、「ブログ飯」に好感が持てるようになった一番のポイントです。
アフィリエイトは商品やサービスの紹介記事を書いて、ユーザーに買ってもらうのが目的ですよね。
しかし「買わせたい!」「お金が欲しい!」という気持ちが強くなってしまうと、かえってユーザーは離れてしまいます。
それ、リアルの友人にも同じことできますか?
「友だちにそんなことできない」というひとは、一度じぶんの商品紹介記事を見直したほうがいいかもしれません。
逆に「自分で使ってみて、本当に良かったものを紹介している」人であれば、友人にも同じくオススメできるはずだからです。
アフィリエイト目的かよ、って思われた瞬間、そのユーザーは二度とブログを訪問してくれなくなります。
たとえブログの目的が「収益」でも、「ファンがあってこそのブログ」という部分を忘れずに記事を書くのが大切ということですね。
収益(お金)は自己投資に使う
ブログ飯では、お金の使い方・考え方についても書かれていました。
お金の使い方には「貯金」「消費(衣食住など)」「浪費(ムダ遣い)」「投資」「投機(株、ギャンブルなど)」の5つがあって、自分自身に対する投資が大切という内容です。
とくにはじめてブログで稼いだ収益は、次のステップに向けて自己投資に使うのをオススメしています。
最初の収益は数千円だとして、「ココナラなどでアイコンやロゴを作ってもらう」「気になっていた場所へ出かけてみる(その体験がブログ記事につながる)」ということです。
また、「収益をひとつに集中させない」というのも参考になったポイント。
もしも本当にブログで生計を立てたい場合は、ひとつのブログがトラブルに合うと、たとえ数時間のサーバートラブルでも収益にひびきます。
「お小遣い程度稼げれば…」というひとも多いと思うので、けっしてブログを複数持てというわけではありませんが、とても参考になる内容でした。
家族やパートナーから理解してもらう
ブログ飯には著者の染谷さんが「ブログで生計を立てられるようになるまで(第1章)」と、染谷さんの奥さんが「旦那がブログ飯をはじめるまで」のコラムが掲載されています。
ブログでお金を稼ぐことについて、ステマとかネガティブなイメージを持っているひとは多いと思います。
とくに「ブログで生計を立てたい」レベルになると、家族や恋人からは反対されるかもしれません。
染谷さんの奥様のように、「はじめから理解があって、応援してくれる」ひとは少ないと思いますが、だからといってコソコソしているのもよくないのかな、と。
やはり、ブログは好きなこと、趣味として始めている人が大多数だと思うので、大切な人には好きなこととして共有できるのがいいんじゃないかなと思いました。
「ブログ飯」感想まとめ
今回は、「ブログ飯」について紹介しました。
「そんなん当たり前じゃん?」といった内容も多いのですが、普段はかえって意識をせず忘れてしまっている部分だったので、今回読めてとてもよかったです。
何より、読後感として「ブログってめっちゃ面白い!!!!」って気持ちになれました。
自分の好きなこと・良かったものを言葉で発信できるってすごくワクワクすることですよね。
SEOとか関係なく、これからも自分が良かったものを伝えられるブログにしていきたいと思える1冊でした!