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【書評】すぐやる!行動できないのは○○のせいだった!

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どうも、あんみつです。

動き出しの遅いひとっていますよね。

やればできるのに、後回しにして切羽詰まってから片づけるタイプです。

わたしやで!

じつは、「すぐやらない」は意思の弱さが原因ではないって知ってましたか?

すぐできない原因を科学的に解説した本が、こちら。

菅原洋平さんの『すぐやる!「行動力」を高める”科学的な”方法』です。

今回は、とくに本書で心に響いたポイントを一部紹介します。

やるべきことを先延ばしにして 「早くやっておけば良かった…」と、よく後悔するひとは必見です!

”すぐできない”タイプの性格はない

そもそも、タスクをため込んでしまったり、土壇場にならないと片づけられないというのは”性格のせい”ではありません

能力的にはできるはずなのに、なかなか「すぐやらない」のはなぜでしょう。

ズバリ、脳に「すぐやらない」ための情報が溢れているから。

たとえば、スマホやTVを眺めてすごしているうちに時間が過ぎていた…なんて経験が少なからずあると思います。

スマホやTVの誘惑に負けてしまった弱い自分を責めたくなるかもしれません。

しかし今すぐやる行動力を持つために意志の強さって関係ないらしいのです。

必要なのは、「今すぐやるぞ!」と気合いを入れることでも、モチベーションアップの方法を学ぶことでも、やらない自分を責めたり励ましたりすることでもありません。自分の脳を「すぐできる」ように仕向けてやることなのです。(p8)

脳を「すぐやる」モードに変える!…ってどうすれば??

すぐやる人に寝不足はいない

脳をすぐやるモードにするために大切なのは、ずばり「睡眠」です。

「忙しくて寝てる暇なんてないよー!」というひとは、かえって作業能率を下げているわけです。

ちゃんと寝てるはずだけど行動力が上がらないというひとは睡眠の質が良いかどうかを考える必要があります。

じつは1日のなかで、もっとも頭が冴えている時間は起床から4時間後と言われています。

起きてから4時間後に頭がぼんやりしているというひとはしっかり眠れていない可能性があります。

いっぽうで、睡眠時間は短くてもしっかりと眠れているひとはハードな仕事をきっちりこなす・なおかつ「問題が起こらないようにする」という発想を持っています。

日ごろから睡眠が不足しがちな人は、「問題が起こってから対処する」という発想を持っています。起きられなかったら目覚まし時計を増やす、眠気があるときは栄養ドリンクを飲む、という具合です。(p25)

問題が起こってから対処していては、いつまで経っても原因自体がなくならないため”その場しのぎ”の解決になってしまいます。

すぐやるためには、とにかく睡眠の管理が大切!というわけですね。

やめられない誘惑は”好きなつもり”のだけ

朝寝やスマホ・TVなどで時間に余裕をなくしてしまうこと、ありますよね。

どうして早くやらなかったんだと後悔しつつ、「でも好きだ」「でもやめられない」と感じられるかもしれません。

しかし、本当に二度寝やスマホが好きだったら後悔なんてしないですよね、という話。

好きだという気持ちは情動(身体の反応)が伴います。

たとえば気持ちいいとか、心地よいと感じる反応です。

二度寝したりネットサーフィンに没頭して、頭痛がする・からだがだるいと不快な感情が起こっているにもかかわらず、「でも好きだ」「やめられない」と感じているなら「好きなつもりでいるだけ」というわけです。

本当に好きなわけではないのですから、脳に情報さえ入り込まなければ案外さくっとやめられるという理屈です。

実践例)ゲームアプリの位置を変えてみる

本書を読んでから、わたしはホーム画面にあったゲームアプリのアイコンを3ページほどスクロールしないと出てこない場所に変更しました。

じつはわたし、結構なツムツム中毒者です。

ツムツムはスマホのパズルゲームなのですが、気づくと平気で30分~1時間くらいプレイしています。

通勤片道40分をほぼ毎日ツムツムに消費していたんです(ほぼ毎日)。

時間の無駄遣いに震える…

さて、するとどうでしょう。

まったくやらなくなったわけではないのですが、アプリを起動させる頻度は確実に減りました

これって、つまり本当にツムツムをやるぞって思わなきゃアプリを起動させなくなったってことです。

いままではホーム画面にあって、”無意識”にツムツムをしていただけで「好きだ」「やるぞ」という意気込みがものすごくあったわけではないと気づかされました。

これが本当にツムツムアプリを消去して脳に見せない!って意識してしまうと案外弱かったのかなあと思います。

アプリに限らず、TVのリモコンなど、じぶんが「やるぞ」と思って動かなきゃない場所・定位置を決めてみると案外あっさり「やめられる」かもしれません。

やればできるのに、は自分についた嘘

「やればできる」って言葉、じつは脳を混乱させています

ついつい「やればできるのに」と思ったり、言葉に出しているひとは多いのではないでしょうか。

やってもいない状態で「できる」と言われると、脳は見込みのない結果を期待し過ぎて「結局やらなかった」事実にじぶんを全否定してしまうのです。

「じぶんって本当にダメなやつ…」と気持ちも落ち込むでしょうが、脳そのものが「すぐやる」モードから遠ざかってしまうわけです。

すぐやる行動力は小さな積み重ねで身につく

菅原洋平さんの『すぐやる!「行動力」を高める”科学的な”方法』は具体的な例も豊富で今すぐできない原因と対策を徹底解説しています。

  • すぐやらないのは脳のせい
  • すぐやるのに意志の強さは関係ない

この理屈を理解するだけで無駄な我慢や挫折をせずに済みます。

やるべきことがあるのに動き出せない!というひとは脳のコンディションや入る情報量を整理するだけで”見違える”可能性大です。

すぐやらないは性格のせいじゃないからね

行動力を高める方法を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。