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ドリスの恋愛妄想適齢期のあらすじと感想―人生や恋の悩みに突き刺さる教訓映画

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出典:allcinemaより

どうも、あやひ.です。
Netflixで配信中のラブコメディ映画「ドリスの恋愛妄想適齢期」を観ました!

60代の独身女性ドリスが親子以上に年が離れている同僚ジョンに恋をするストーリーです。

年齢を忘れてジョンにアプローチをするドリスは、正直ときどき見ていられない!っていうくらいまっすぐな女性でした。

あや
あや
つまらないわけではないけど、途中で何度が観るのやめようかと思った…

それくらい恋とは?人生とは?という悩みに突き刺さる映画です。
※コメディなので、けっして重たい内容ではありません笑

今回は、「ドリスの恋愛妄想適齢期」のあらすじや感想を紹介します!


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「ドリスの恋愛妄想適齢期」のあらすじ

ドリス・ミラーは会社に新しく配属されてきた青年、ジョン・フレモントを見た瞬間、雷に撃たれたような衝撃を受ける。年の離れた青年に一目ぼれしたドリスは ロズの孫の協力を得て、慣れないインターネットを使って必死で恋愛に関する情報を集めた。ドリスはジョンがよく行く場所に張り込み、ついに言葉を交わすことに成功する。ドリスは新たな人生を始めることに成功したが、それが周囲との軋轢を生んでしまう。

引用:Wikipediaより

主人公は、60歳で未婚のドリス(サリー・フィールド)
ずっとひとりで介護してきた母の死をきっかけに、60歳にしてようやく自分の人生を生き始めた女性です。

親友のロズ(タイン・デイリー)に誘われた自己啓発セミナーで、「私はできる!」と自信が湧いてきたドリスは、一目惚れをしていたジョンにがんばってアプローチしていきます。

ドリスの恋を後押ししたのが、ロズの孫である13歳のイマドキ娘ヴィヴィアン(イザベラ・エイカーズ )でした。

ヴィヴィアンはジョンのSNSを探し出し、ドリスに偽アカウントを作成させます。
そして、ドリスは若い女性になりすまして、ジョンの友達になるのです(※SNSで繋がっただけ)。

あや
あや
SNS怖し…!!!!/(^o^)\

友だちになったことで、ジョンの投稿がすべて見られるようになり、ドリスは彼の好きなアーティストのCDを購入します。

そしてイイ感じに「俺もこのアーティスト好きなんだ」「あら、奇遇ね!」と、着実に距離を詰めていくドリス。

あや
あや
もうSNS怖すぎという印象しか…!!!/(^o^)\(2度目)

徐々に「なんだか、いけそうな気がする~!」と盛り上がってきたドリスに、親友のロズは不安げ。
10代相手(ヴィヴィアン)に恋愛相談なんてしたら、いつか傷つくわよ…」と忠告しますが、恋に浮かれたドリスは耳を貸しません。

さらにドリスはヒートアップしていき…というのが、あらすじです。

60歳の恋愛って勝手にほのぼのしているイメージがあったのですが、ドリスはだいぶアグレッシブでした。
というか、60歳という年齢や、親子以上の年の差という現実をガン無視していて、「恋は盲目」を地で行ってる感じです。

60歳の未婚女性が恋に夢中になる姿は、いろんな意味で深く突き刺さります。

あや
あや
恋愛の教訓というより、人生の教訓を教えられた映画でした

ドリスが教えてくれた「人生」について教訓5つ

それでは、「ドリスの恋愛妄想適齢期」のなかで感じた人生の教訓5つを紹介します。
※ネタバレがあるので、閲覧は注意してください。

いくつになっても恋愛は人を盲目にさせる

まずは「何歳になっても恋愛は人を盲目にさせる」、これに尽きます(笑)

あや
あや
10代の恋も、60代の恋も同じ!

好きな人を想う時間が一番ハッピーだったり、好きな人が好きなものは全部素敵に感じたり。

ドリスは必死にメモをとりながら、ジョンのSNSをチェックします。
はた目からは「こわ…」って感じですが、好きなひとのことを全部知りたい!って気持ちは誰にでもありますよね。

とはいえ恋って、自分を見失わせるような恐ろしさも合わせ持っています。

あや
あや
恋愛は麻薬みたいなものって表現がぴったり…

ドリスはカウンセリングを受けていましたが、心が病みすぎているわけでもなかったので、恋の素晴らしさよりは怖さを感じる映画でした…

友情は一生もの

ドリスがジョンとの約束を優先して大喧嘩しても、恋破れたドリスを優しく慰めたのが親友のロズでした。

ロズは浮かれまくっているドリスを何度もたしなめますが、ドリスは「私のことが羨ましいんでしょ!」と聞く耳持たず…

そしてついに、ドリスはロズとの約束よりジョンとのデートを優先し、友達として失望させるような行動をとります。

大喧嘩をして、互いの傷をえぐり合うふたりは「ああ、これで縁が切れるな…」レベルの相当激しい口論でしたが、ロズはドリスを見捨てませんでした。

ロズは落ち込んでいるドリスを必死に励まし、「あんたは悪くない、浮かれてただけ」と慰めます。

あや
あや
大喧嘩して仲直りもしてないのに、励ませるってすごくないですか???

ドリスは「最悪なのは、恋が終わってもう(人生に)楽しみがなくなった」と、途端に老け込んだような発言をするのですが、ロズは「それは違う」と諭します。

そして、ようやくドリスの口から「約束を破って、ごめんなさい」の一言が。

あや
あや
めでたし、めでたし!

友だちってケンカもするし、すべてをさらけ出しているわけでもなく、じつは言いたい本音に蓋をしつつ付き合っているんですよね…

けど、恋は終わっても、友情は終わらないということを教えてくれるドリスとロズの関係性でした。

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何もないところから生まれる自信は自己暗示に過ぎない

ドリスは自己啓発セミナー講師に触発されて、「私ならできる!(I’m possible)」と、大胆な行動をとっていきます。

最初はわたしも、講師の「君は外見も中身も素敵だ、それは誰にも否定させちゃいけないよ」って言葉がめちゃくちゃ素敵だなと思ったのですが、ぶっちゃけそれがいけなかった。

たしかにドリスは素敵な女性ですが、イコール「だから、このまま攻めていけば大丈夫!」にはならないですよね?

ドリスは一番の恋の障害になりそうな年の差や年齢について、一切触れませんでした。

あや
あや
都合の悪い部分は見ない感じ

そもそも、自信って「○○したから、大丈夫!」という感じに、行動の積み重ねでおこるものですよね。

ドリスの根拠のない自信は、自己啓発セミナーを受けてただ気持ちが大きくなっていただけに過ぎません。

行動をおこすのに自己暗示もたしかに大切ですが、「ありのままの自分を受け入れて」は虫が良すぎますよね…

あや
あや
何事も他力本願はダメだと、しみじみ感じました

悲しみは良い意味で人を変えるきっかけに

悲しい出来事は、良い意味で人を変えてくれます。

あや
あや
悲しみって、自分を変える原動力になるんですね

誰かに傷つけられたことをきっかけにダイエットに火がついたり、失恋をして髪を切ったり…

ドリスの場合は、失恋から今まで固執していた生活を手放せました。

一見すると失恋はネガティブなものですが、人生を前進させたり、成長するためには必要なんだな、って。

あや
あや
叶わない恋でも、ちゃんと意味があると感じました

自分の人生と「今」を生きる大切さ

「ドリスの恋愛妄想適齢期」はコメディ映画なのですが、見ていてずっと心苦しさみたいなものがありました。
それは、ようやく自分の人生を生き始めたドリスが「60歳」だったことが理由だと思います。

映画的には、ドリスがもっと若くても(10代や30代でも)成立する内容だったんですよ。

しかし、ドリスは60歳なんです。

これまでの人生は、母親の世話のために「自分の幸せ」を棒に振っています。
その後悔を爆発させるシーンがあるのですが、どんなに悔やんでも若さや時間は戻ってきません。

「母親を見捨てられなかった」というドリスですが、「自分の幸せ」は見捨ててしまっているんです。

あや
あや
優しい人で終わる、ってこういうことなのかな…

最近読んだ「夢をかなえるゾウ2」という本にも書かれていたのですが、「いい人で終わるのではなく、誰かを喜ばせるのと同じくらいに自分を喜ばせる生き方をする」のが大切だったんだと思います。

あや
あや
ドリスは自分自身を含めて、みんなが幸せになる道を探せなかった…

ドリスの姿には勇気をもらうというよりも、やるせなさを感じます。
誰かのためじゃなく自分の人生を生きる大切さや、「今」を生きる大切さを痛感させられました。

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「ドリスの恋愛妄想適齢期」の感想まとめ

今回は、「ドリスの恋愛妄想適齢期」を紹介しました。

ドリスの恋愛妄想適齢期は、心の底から「このままじゃいけない」と感じる映画でした。

年齢を言い訳に何かを諦めるのはよくないと励まされるいっぽうで、「今」を大切に生きたくなります。

あや
あや
自分の人生のなかで、一番若いのって「今」ですからね

恋愛コメディといいつつ、あまり笑える要素の少ない内容でしたが、ドリスの姿をみると自分のちょっとした悩みがどうでもよくなるかもしれません…(笑)

人生や恋に悩んでいるというひとは、ぜひ「ドリスの恋愛妄想適齢期」を鑑賞してみてください。

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